【VGC2017】ここがダメだよ!ブルルさん!
こいつです。
本当にダメな奴なら使う気すら湧かないのだけど、こいつはちょっと魅力的な一面もあるのでトレーナー達を構築段階で惑わしてきます。
ダメな部分ばかり上げてやるのも可哀想だし、
まずはすごいよ!ブルルさん!から。
・カプ系最遅なので初手で確実にフィールドが取れる!
・フィールドウッドハンマーがカプの中で最大火力を出せる
・他のカプ系に対面有利である
・グラスフィールドを上手く使うじわじわ構築もある
・挑発が使える→流行りのポリ2ギガイアスに強い
・馬鹿力で格闘打点をパーティに確保出来る
だいたいこんなもんかな。
(すごい魅力的に見えるんだよなぁ…)
では、本題のここがダメだよ!ブルルさん!に。
・地面技にめちゃくちゃ耐性あるくせにガブリアスにワンパンされる
・カミツルギにもワンパンされる
・ウインディには威嚇撒かれた上でワンパンにされる
・テッカグヤにもワンパン
・ぺリッパーが暴風を持っているので雨のストッパーになれない
・相手のカミツルギがノリノリになる
つまりトップメタのポケモンの中でブルルさん弱いポケモンが多すぎるんです。
毒づきされたら即死は勘弁して欲しい。
このルールは上を取られたくないルールなのも向かい風。
つまり、ガブカミツルギウインディテッカグヤの処理が軽いパーティで追い風をすればもしかしてブルルは輝くのでは??
【VGC2017】ポリゴンZビートダウン
ポケモン | もちもの | わざ1 | わざ2 | わざ3 | わざ4 | 特性 | 性格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ポリゴンZ | 拘りスカーフ | 破壊光線 | トライアタック | 10万ボルト | 悪の波動 | 適応力 | 臆病 |
ガブリアス | ジメンz | ラスターカノン | エアースラッシュ | 大文字 | 守る | 鮫肌 | 陽気 |
ウインディ | ラムのみ | 燃え尽きる | 熱風 | 神速 | 守る | 威嚇 | 控えめ |
テッカグヤ | 食べ残し | ヘビーボンバー | 宿り木の種 | 身代わり | 守る | ビーストブースト | 陽気 |
Aベトベトン | フィラのみ | 叩き落とす | 影うち | どくづき | 守る | 食いしん坊 | 意地っ張り |
トリトドン | オボンのみ | 熱湯 | れいとうビーム | 毒毒 | 守る | 呼び水 | 冷静 |
- 構築流れ
Z技の超高火力が飛び交うこの環境で上を取られるのは危険すぎるなぁ.
スカーフテテフとウインディの並び強いしこれ崩さなあかんなぁ.
↓
昔見たこちらを思い出すあいオフ&がにゅーオフ使用構築(ポリZ破壊光線ビートダウン) - べてのにっき().
スカーフポリゴンZはこの環境刺さってるのでは?
↓
スカーフポリゴンZ+地面Zガブリアスの初手でいこう.
スカーフポリゴンZ+ウインディでテテフウインディに近い動きもできそう.
↓
良い初手の並びが出来上がったから初手から意表をついてビートダウンして,裏のテッカグヤで詰める
↓
フィールド枠のブルル,対トリパ枠のトリトドンを投入.
↓
カミツルギが重すぎる.
↓
ブルル抜いてアロベト入れて完成.
↓
【WCSレートS1最高1位】レヒレポリZレポート[VGC2017] | AMALGAME [アマルガム]
嬉しいような悲しいような…
↓
スカーフポリゴンZが読まれ出したので解散
- 個別の話
ポリゴンZ
くそ強い(かった).
スカーフテテフの火力がフィールド依存なのに対してポリは場に依存せず火力を出せるのが強み.
最初は控えめで運用してたのだが,控えめスカーフテテフを抜くため臆病で作り直した.
のだがスカーフでもテテフが臆病になり始めてしまった.
さらに組んだ当初はスカーフを読まれることはほとんどなかったのに最近対策した動き方をされるようになった.
しかし,適応力破壊光線の威力は流石で,耐久無振りのポケモンはまず一撃で落ちる.
半減でもカミツルギなら楽に一撃.
猫だましが少ない環境だと本当に動きやすかった.
ガブリアス
最強ポケモンの一角.
このルールでは上取ってZ技ぶち込むだけで強い.
このルール強い地面がガブとワルビアルくらいしかいないんだよなぁ.
Z地震と破壊光線合わせるとポリ2もしっかり落ちる.
ウインディ
威嚇枠兼炎枠.最速テッカグヤをしっかり上から確一とれるのが好き.(避雷針で邪魔される電気タイプとは違う)
コータスドレディアの並びを考えるとラムを持たせることになってしまった.
このルールでは範囲技も欠乏しているので熱風が撃てるのも素晴らしい.
神速で襷まで削れるナイスガイ.
テッカグヤ
耐性から詰み性能が非常に高い最速テッカグヤ.
低速炎(ガラガラ,ガオガエン,素早さ甘えたウインディ)も最速にすることでみがわり守るで誤魔化している間に横で処理できたりする.
この子を選出したらこいつで詰ませることを目的に相手のポケモンを減らしていく.
攻撃無振りでもヘビーボンバーの威力のおかげで割と火力があるように感じるのがさらにいい.
ベトベトン
すべてのカプに強く,アロガラを上から一撃で倒せ,くいしんぼうのおかげで居座り性能が高い.
叩き落とすを使えるのでトリル始動員にもある程度強く出れる.
テテフのサイキネ無効なだけでも強い.
トリトドン
役割対象は水電気.
S39なのでトリルにも強く出れて,毒毒をポリ2に入れるのもお仕事.
このパーティ唯一の氷技使い.
- 選出方法
基本はポリゴンz+ガブリアス.
襷を持つなどでポリゴンzの破壊光線を一発耐えてガブリアスを一発で落とせるポケモン(キュウコン等)が見えたら,ポリゴンz+ウインディ.
コータスドレディアにはウインディガブリアスで初手ウインディ熱風ガブリアス守る.
コケライには初手ベトベトン+何かで柔軟に.
- おわりに
結果は最高1805(500位くらい).1750~1800くらいをさまよった.
Sejun氏はレート一位になっているから腕の違いが如実に出てしまった.(当たり前だけど)
ただポリゴンZに着目したのは間違いじゃなかったんだなって自信にもなった.
【VGC2017】ヤレユータンを活躍させようとしたパーティからヤレユータンを考察する
アローラダブルの出場可能ポケモンを見渡して,初っ端一番使いたいと思ったポケモンがヤレユータンであった.
こいつを組み込んでパーティを組もうと思った.
- 雨トリパオニシズクモパーティ
【サンムーンダブル】雨トリルオニシズクモ【VGC2017】 - マオちゃん天然水
こちらを参考にして作ったパーティなので,詳しい解説は省略.
ガチトリパとしてはエースをオニシズクモにすることは間違いでないと感じた.
圧倒的な破壊力で爽快.
しかし,勝ち伸びない.
理由としては,ヤレユータンが,過労死していることと考えた.
トリックルームも采配もこのパーティには欠かすことができない.
しかし,トリックルーマープラス采配の二つの役割をこなすには,Z技での馬鹿火力が飛び交う現環境においてはヤレユータンは数値不足に感じた.
- スカーフ采配パーティ
雨トリパオニシズクモパーティで気付いた問題点を基に組んだパーティ.
ヤレユータンの役割を采配のみに絞った.
ポケモン | もちもの | わざ1 | わざ2 | わざ3 | わざ4 | 特性* |
---|---|---|---|---|---|---|
ウツロイド | 命の珠 | パワージェム | ヘドロウェーブ | めざ氷 | 守る | ビーストブースト |
テッカグヤ | ホノオz | ラスターカノン | エアースラッシュ | 大文字 | 守る | ビーストブースト |
ラプラス | ミズz | ハイドロポンプ | フリーズドライ | 氷の礫 | 守る | 貯水 |
ヤレユータン | 拘りスカーフ | 采配 | 挑発 | サイコキネシス | 10万ボルト | テレパシー |
ガブリアス | きあいのタスキ | 地震 | 岩雪崩 | どくづき | 守る | 鮫肌 |
ガラガラ | 太い骨 | シャドーボーン | フレアドライブ | ホネブーメラン | 守る | 避雷針 |
Nihilego @ Life Orb
Ability: Beast Boost
Level: 50
EVs: 4 HP / 252 SpA / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk / 30 Def
Celesteela @ Firium Z
Ability: Beast Boost
Level: 50
EVs: 252 HP / 252 SpA / 4 SpD
Modest Nature
IVs: 0 Atk
Lapras @ Waterium Z
Ability: Water Absorb
Level: 50
EVs: 188 Def / 252 SpA / 68 SpD
Modest Nature
(調整忘れてしまった.)
Oranguru @ Choice Scarf
Ability: Telepathy
Level: 50
EVs: 252 HP / 84 Def / 172 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
S:ガブリアスマイナス1調整
Garchomp @ Focus Sash
Ability: Rough Skin
Level: 50
EVs: 252 Atk / 4 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
Marowak-Alola @ Thick Club
Ability: Lightning Rod
Level: 50
EVs: 252 HP / 252 Atk / 4 SpD
Brave Nature
IVs: 0 Spe
構築流れ
①スカーフヤレユータンっていう考えを閃く.
②素早い全体技持ちを探して,ウツロイドを採用.
③もう一匹速い全体技でガブリアスを採用.毒が無効の鋼に抜群が取れてイイ.
④テッカグヤが重たいので,アロガラ採用.
⑤ヘドロウェーブと地震を無効にするテッカグヤを採用.ホノオzを持たせてテッカグヤ狩り.
⑥ギャラガラの並びを崩せるラプラス採用.
結論から言うと,薄々分かってはいたが,ヤレユータンを選出すると弱かった.
なぜならば,雨オニシズクモに遠く及ばない火力しかウツロイドとガブリアスが持っておらず,全然落としきれないから.
これなら,全体技持ちを二体並べた方が強い.
ウツロイドもしくはガブリアスが落ちたとたんに非常にヤレユータンが動きづらい.このデメリットにリターンが見合っていないなと思った.
結論:ヤレユータンはスカーフを巻くと弱い(確認)
トリックルーマーで起用してもいいが,采配ありきでパーティを組むと確実に過労死する.
とりあえず,いろいろ環境を見れたので次を考えます.
【VGC2017】アローラダブルにおけるトリックルームパーティ(トリパ)の考察
アローラダブルを最近考えている訳だが、自分の考えを整理するためにVGC2017ルールにおけるトリックルームパーティについての考察を書き連ねていきたいと思う。
まず、トリパの考察に入るために、この環境について軽く考察。
この環境で最も強いポケモンの一匹であるのは恐らくアローラガラガラであろう。
太い骨による高い火力から出される炎、霊、地面の技の範囲。特にゴースト技は通りが良い。
次に、避雷針によるカプコケコやデンジュモクの抑止力になる点。この環境は電気の通りが良いので避雷針持ちがいないとコケコとデンジュモクの暴走が止められない可能性がある。
また、処理の難しいテッカグヤに対抗できる炎枠としての採用もある。避雷針ガラガラが流行ってる現状ではテッカグヤの処理を電気技で遂行できる保証がないので炎技の需要は高まっている。
このように非常に持てる役割が多い.
さて、そんな最強ポケモンアローラガラガラの素早さ種族値は45。トリパに入ってエースをしていてもおかしくはない種族値である。
つまり、敵のアローラガラガラはこちらがトリパを組む上で最大の障壁となることが容易に予想できる。
言い換えると、パーティ全体でアローラガラガラが軽く処理できないトリパは必ず弱いと言える。
ここまで考えた上で、トリックルーム始動員、トリックムーマーを考えてみよう。
トリックルームを覚えるポケモンは大抵ゴーストタイプかエスパータイプ。ガラガラのシャドーボーンで弱点を付かれてしまう。
ガラガラに弱点を付かれずそれなりに使えそうなトリックルーマーを挙げていく。個人的はこのガラガラに弱点を付かれないというのを割と重視している。
●輝石ポリゴン2(s60)
言うまでもない耐久、c105と火力を兼ね備える。汎用性が1番あるので1番人気になりそう。
●ヤレユータン(s60)
なんといっても新技采配、テレパシー。そしてエスパータイプなのにゴースト無効の偉大なヤツ。耐久も90-80-110と及第点である。こいつを使うなら采配を絡めたギミック重視のパーティになってくる。
●ミミッキュ(s96)
ゴースト抜群ではあるが特性ばけのかわで一回無効。トリックルーム指導員として使えないことは無さそうである。ただ速い。余談ではあるがLV1ミミッキュが使えたなら割と見かけたのではないかと思う。
●アローラナッシー(s45)
一応書いてみた。cは125あり火力は十分、耐久は95-85-75。
上二体が推奨.無難にどちらかを使おうかな.
以下では、ひとまずスイッチトリパは置いておいて、戦術をトリックルームのみに絞ったパーティ(ガチトリパ)を考える。
トリックルームアタッカー。エースについて。
トリックルームは始動ターンを除いた4ターンでほぼ勝ちに近い段階まで詰めなくてはならない。ダブルバトルでは相手ポケモンは大抵守るを持っているので、この4ターンを守るで遅延してくる。守るは2ターンに1回しか成功しないと考えても、実質2ターンで敵を詰めなくてはいけない。これを実現するためには、エースは全体技持ちでなくてはならない。
sがアローラガラガラより遅く使えそうな全体技持ちを以下に挙げる。
●ジジーロン(S36,C135)
メインウェポンは一致ハイパーボイス。HPが半分になると特性逆上でCが1段階上がる。しかしアローラガラガラにハイボが無効である。一応シャドボは覚える。
●クワガノン(S43,C145)
一致放電。避雷針ガラガラに吸われる。
●コータス(S20,C85)
特性日照りからの一致噴火を撃てる。トリックルームが貼れなくても横に葉緑素ドレディアを置くことでおさきにどうぞ噴火が撃てる。ただし、噴火はガラガラに半減であり、晴れてるせいで水技でガラガラを処理できない。
●バンバドロ(S35,A125)
一致地震。特性も精神力、持久力と強力。ガラガラに抜群が取れる。テッカグヤが浮いていなければもっと使われていたであろうポケモン.
●ギガイアス(S25,A135)
特性砂おこし。一致岩雪崩でアローラガラガラに抜群がとれる。岩雪崩の追加効果は強力であるが火力不足。
●オニシズクモ(S42,C50)
特性すいほうで水技の威力が二倍。一致波乗りでアローラガラガラを水に流せる。火力は十分。ヨワシを使うならこちらでいいと思う。
下3匹が推奨される。この三匹から選ぼうと思う.
ここまでアローラガラガラのみを問題視して述べてきたが,もう一匹数は少ないがトリパの障壁になってくるポケモンがいる.
それはマシェードである.素早さ種族値30からキノコの胞子を撃ってくる.
上で上げた5体のうち,マシェードの下を取れるのはコータスとギガイアスのみ.コータスは炎技で,ギガイアスはヘビーボンバーでマシェードに打点がある.(ギガイアスは防御特化マシェードを持ち物なしで確定一発がとれないので注意)
ガラガラほど意識する必要はないと思うが,オニシズクモかバンバドロをエースに選んだならば,もう一体マシェードをトリル下で上から処理できるポケモンを用意すべきである.
【2017/1/11追記】
現環境におけるトリックルームについて.
Z技のえげつない火力が飛び交う環境になっている.
Z技を絡めた集中砲火に,初手の相手の態勢も整っている中で輝石ポリゴン2であってもなかなか耐えるのが辛い.
(ポリゴン2に守るを入れるのは技スペースの関係で難しいのは周知の事実であるから相手がポリ2に集中をかけるのを躊躇わないのもマイナス.)
つまり輝石ポリゴン2にはるかに劣る耐久のヤレユータンがオボンも持たずに初手でトリックルームを決めるのはかなり厳しいということになる.
そうなるとヤレユータンにオボンを持たせることになるので,環境にいるトリマーのポリゴン2とヤレユータンに挑発が一貫してしまい,トリックルーム対策として挑発で事足りる.
こういった状況の中で相手パーティに一体は挑発持ちが入ってると考えるのが自然であり,ねこだまし等でトリマーをサポートしようと考えてもカプテテフの存在が邪魔になる.
よって,初手トリックルーム展開の成功はかなり不安定であると結論付けられる.
こうなってくると,初手からではなくスイッチトリパにしていこうと考えることになると思う.
フラゲ解析情報込でのアローラダブル考察(SM発売10日前)
このようにフラゲ解析によって,とりあえずアローラダブルに参戦してきそうなポケモンはわかった.
さらにコケコの種族値
60/120/110/70/110/130
らしい.これは想定外だった.コケコが単体で機能して猛威を振るうようなことはなさそうだ.
ペリッパーあめふらしコータス日照りギガイアス砂起こしバイバニラゆきふらしツンベアーslush rush(新特性?)
ペリッパーはC85からC95に変更.ツンベアーはA110からA130に変更.
あぁやばい絶対面白いこれ.
コータスの晴れトリル噴火が牛耳る時代が来ましたよ.
ゲンガー浮遊没収、特性呪われボディに。
カプは4匹ともトリルを覚えない。
疾風の翼はHP満タンでないと発動しないように。
スキン系は1.3倍補正が乗らないように。
親子愛は1.25倍に。
不意打ちは威力70に。